【言葉を未来へ】ビールでつなぐ津軽弁

青森・津軽の魂を醸す:私たちの地域共創とルーツ

【時代の先を行く:流行りになる前から、私たちは津軽の言葉を叫んでいた】

2016年の創業初日から、Be Easy Brewingには絶対に譲れない強い信念がありました。それが、ビールのネーミングに地元のリアルな言葉である「津軽弁」を冠することです。

私たちの最初のビールの一つである『あずまし(Azumashi)Wheat Ale』をリリースした2016年当時、世の中の風潮は今とは全く違っていました。クラフトビール界はスタイリッシュな英語や横文字のネーミングに溢れ、一般的な製品開発においても、方言は「田舎っぽいもの」として扱われることがほとんどでした。特に、日本一難解と言われる津軽弁をプレミアムなビールの名前に使うなど、マーケティングの常識から見れば「リスク」でしかなかったのです。

今でこそ、ローカルカルチャーを「かっこいい」と持て囃すブームや地方創生が定着しましたが、私たちはそんな流行が生まれる遥か前から、ただこの土地への純粋なリスペクトから津軽弁を叫び続けてきました。美しい津軽のボキャブラリー、歴史、独自の言語を、決して過去の遺物として消滅させたくなかったからです。

世界中の人々が私たちのビールを飲むとき、誰もがまず「この名前はどういう意味だろう?」と引っかかります。そして、自ら意味を調べる。行政のプロモーションではなく、この「1杯のビールから始まる自発的な探求」こそが、世界中の人々が自然と津軽弁に触れ、この土地の真の温かみを知る最高のきっかけになると信じています。